2005年05月29日

おしえておじいさん

わたしのベッドは窓際に寄せてある。

冬は寒い。

したがって、雨戸を閉めっぱなしにしていた。

春――鳥が近くで鳴くようになった。


戸袋に巣を作ったのである。


鳴き声はギューギュー
あまり美声とはいえない。
しかし、一応鳥のさえずりにはちがいない。

朝、鳥のさえずりとともに目覚める。



東京にいながらしてハイジ



しかし、けっこううるさい。
雨戸も開けられない。
開けてもいいが、卵が潰れると掃除が面倒。

そんなノンキなことを言ってるうちに、キューキューという声まで聞こえるようになった。


ヾ(;◎_◎)ノ



タマゴが返った。



災いがはじまった。
キューキューなんてかわいい声を出していたのは二日くらいで、そのあとはギューギュー、ジュージューに変容。それが合唱。ちょっとしたグレムリンである。


しかも、油断している隙に、反対側の窓――かたっぽ、雨戸が入っている戸袋からもキューキュー


東の窓、右の窓、両方ともやられた。
東からギューギュー西からキューキュー

もうステレオ



ハイジというより鳥小屋


ベッド側の連中はとくにうるさい。
ひっきりなしに鳴き続け、親鳥が帰還するとちぎれんばかりの大歓迎。
しかも親がしょっちゅう帰ってくる。
よく見ていると、飛来する親鳥が夫婦二羽でない。三羽、四羽、電線から見守っている。


自治体全部でヒナを育てているのか。


一週間経過してこちらもたまらなくなってきた。
わたしは在宅業なのである。
ご近所もいろいろ言っている声が聞こえる。

この間、ふと

「おや、もうセミが」

などとうっかり思っていた。



うちだけもうセミ時雨かよ



ネットで調べると、これはムクドリというやつらしい。
だいたい二十日ぐらいで巣立つらしい。


(゚∀゚)……


あと十日もいるんか。


マジ偏頭痛がする。

雨戸を開ければ、ヒナは潰れる。問題は解決する。
しかし、殺生は避けたい。死骸の掃除も避けたい。

ムクドリが虫を捕らえるところを見た。ついっと飛んで、飛んでいた羽虫を咥えて去った。その後についてきたムクドリもまた別の虫を捕らえて去った。百発百中だった。

彼らがいればこそ、スズメバチやら毒蛾がのさばらなくていいのかもしれない。
自然界の食物連鎖の輪をこわしてはいけないのかもしれない。

しかし、最近、脳裏に浮かぶのはあの歌。



♪ 引っ越しやっ! 引っ越しやっ!!



posted by lio at 17:18| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして(≧∇≦)

はじまりましたよ!第一弾!!

さっそく一話目を載せたので、
次のバトンを渡しに来ました(* ゜艸^)

さぁ〜ここからどんな話につなげていくのか楽しみでしょうがないですo(^-^o)(o^-^)o

これから、よろしくお願いします!!
Posted by yosihide at 2005年08月17日 02:44
はやっ

10文なんてあっと言う間と思いつつ、けっこう語り手の背景肉付けされてますね。

引き受けました!
Posted by lio at 2005年08月17日 14:36
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Tracked: 2005-08-22 05:55
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